今にも終わりそうな儚いいのちを、どうにか生きている感覚がある。
仕事中に心臓の辺りが痺れて、痛くなる。これはもしかして、急にコロっと死んでしまうのではないか。
瘀血の証で身体が上手く巡ってないのでは。と感じたのと同時に、このままコロっと死ねたら、幸せかもしれないと感じた。
介護の仕事に従事している私は、「もう死にたい」「早くあの世に行きたい」「殺してほしい」と嘆く利用者さんの声を聞きながら、「まだ早いですよ」なんて言ったりしている。なんて言えばいいのか分からない。
死にたいと望んでいる人に、生きてと言うのは酷なものだと思う。
少なくとも私は、
思考は正常で、体が思うように動かなくて、死ぬまで施設の天井を見つめながら生き殺しになるなんて耐えられない。
今死ねたら、いいのにな。こんな人生しんどいよ。
死ぬ前に、血は繋がってないけど大切な人と会えたら、私はもう幸せに死ねるよきっと。
